文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が親書を交換したことについて、北韓メディアは6日午前7時現在、関連するニュースを報じていません。
親書は、金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長が朝鮮中央通信を通じて青瓦台を激しく非難する内容の談話を発表した翌日、金委員長の方から先に送ってきたもので、注目が集まっていました。
南北関係の膠着状態が続いているなか、今後の情勢の変化によっては南北関係が大きく変動する可能性があるとみて、戦略的に「ツートラック戦略」をとっているものとみられています。
また、北韓内部向けには報じないことで、戦略的にあいまいな韓国政策を取っているものとみられています。
北韓は、去年、ベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談が決裂して以降、対外用宣伝メディアを利用した韓国への非難を強めてきましたが、北韓内部向けの報道は控えています。