ソウル南西部の九老(クロ)区にあるコールセンターで従業員など少なくとも50人が新型コロナウイルスに感染したことがわかり、ソウルで発生した集団感染ではもっとも大きな規模となりました。
集団感染が発生したのは、ソウル九老区新道林(シンドリム)洞のビルの11階に入居している保険会社のコールセンターで、8日に最初の感染者が出てから、ここに勤務する従業員や濃厚接触者に対して検査を行ったところ、10日午後現在、コールセンターの従業員が46人とその家族4人のあわせて50人の感染が確認されました。
まだ検査を受けていない人や、検査の結果を待っている人も多いため、感染者はさらに増えるとみられます。
この保険会社が入居しているビルは12階建てで、結婚式場やカフェなどが入居しているため、エレベーターなどを通じてほかにも感染が広がった可能性があり、感染者のさらなる増加が懸念されています。