新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から韓国株式市場が大荒れとなっていることから、韓国政府が10日、空売り規制の強化の方針を打ち出しました。
洪楠基(ホン・ナムギ) 副総理兼企画財政部長官は10日、韓国株式市場で株価の急落が続いていることを受けて、関係閣僚会議を開き、向こう3か月間、株式の空売り規制を強化することを決めました。
規制は、特定の銘柄に空売りが集中する場合、「加熱銘柄」に指定し、次の営業日に取引を禁じるものです。
「加熱銘柄」の指定条件を緩和することで、指定対象を増やすほか、取引禁止期間も延ばします。
政府は必要に応じて市場安定化に向けた追加措置を講じ、投機的な動きを抑制する方針です。
一方、韓国株式市場の総合株価指数は10日も、前日より11.92ポイント低い1942.85で取引を開始し、一時1930台にまで値下がりするなど、大幅な下落が続きましたが、その後、値上がりして結局は9日の終値より8.16ポイント高い1962.93で取引きを終えました。