アメリカのトランプ大統領は、イギリスを除くヨーロッパ全域からの入国を禁止する措置を発表しました。
トランプ大統領は11日（現地時間）、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国民向けの演説を行い、13日（現地時間）午前０時から30日間、イギリスを除くヨーロッパ全域からアメリカへの入国を停止すると発表しました。
アメリカ国内では韓国に対しても入国を禁止すべきとの声が出ていますが、トランプ大統領は演説でこれについて触れておらず、むしろ「韓国の状況が改善されれば、（アメリカ人の）韓国への旅行制限を再評価して、早期に解除する計画だ」と明らかにしました。
一方、韓国政府も12日、「フランス、ドイツ、スペイン、イギリス、オランダのヨーロッパ５か国に対する特別入国手続きを15日午前０時から実施する」と発表し、ヨーロッパからの入国制限を強化することにしました。
これにより、特別入国手続きの対象国は、従来の中国、香港・マカオ、日本、イタリア、イランに加え、フランスなどヨーロッパ５か国にも拡大されました。