韓国政府が、イランに住む韓国人を帰国させるために派遣したチャーター機は、19日午前、ドバイから韓国に向けて出発しました。
韓国人など80人を乗せたチャーター機は、19日午前8時ごろ、仁川(インチョン)空港に向けて出発し、午後4時半ごろに仁川空港に到着する予定です。
搭乗者のなかには韓国人のほか海外国籍の在外同胞や家族なども含まれているということです。
搭乗者らは韓国に到着したあと、京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の施設で新型コロナウイルスの検査を受けて、陽性が確認されれば病院に移送され、陰性が確認されれば自宅隔離となる予定です。
チャーター機を利用して帰国する人を除くと、現在、イランには100人あまりの韓国人が滞在しているということです。
一方、イタリアにいる韓国人500人あまりも、帰国を希望していることが分かりました。
外交部当局者は先週、イタリアの状況について、「交通手段が完全になくなったわけではないとみられるため、チャーター機の派遣は現地の状況を見てから検討することになると思われる」と話しています。