アメリカでも新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか、現代自動車のアメリカ現地工場で働く従業員に新型コロナウイルスの陽性が確認され、18日、工場の稼働が停止しました。
今回、稼動が停止したのは主力車種を生産してきたアラバマ工場で、去年の生産台数はおよそ33万6000台と、アメリカ現地の主要工場です。
現代自動車側によりますと、アメリカ防疫当局との協議を経て稼動再開の時期を決める予定だということです。
現代自動車のチェコ工場とトルコ工場、起亜自動車のスロバキア工場とアメリカ・ジョージア工場は通常通り稼動中ですが、新型コロナウイルスが世界的に大流行している今の状況では、今後の予測が難しいとされています。
チェコとトルコに工場のある日本のトヨタや、スロバキアに工場のあるドイツのフォルクスワーゲンは、すでに工場の稼動を停止したか、停止することに決めました。
現代自動車のグローバル最高執行責任者(COO)ホセ・ムニョス氏は、「まだ断言はできないが、今の状況が続けば年間の販売が10%から20%ほど影響を受けるものとみられる」として懸念を示しました。