ロシアにあるサムスン電子とLG電子のテレビ工場がロシア政府による外出禁止命令で稼働停止となったことがわかりました。
ロシア政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて28日から１週間の臨時休暇を宣言し外出禁止命令を出しています。IT業界によりますと、これにより、ロシアにあるサムスン電子とLG電子のテレビ工場は、来月５日まで稼働を停止することになりました。
サムスン電子のカルーガ工場は、2008年に建てられたもので、年間の生産量は300万台に上ります。また、LG電子のルーザ工場は2004年に建てられた韓国電子メーカー初の現地工場で、テレビのほかにもモニターや冷蔵庫などを生産してきました。
一方、ロシアのほかにも、サムスン電子とLG電子は新型コロナウイルスの影響で現地工場の稼働停止を余儀なくされていて、サムスン電子はブラジルやインドだけでなく、スロバキア・ポーランド・ハンガリーなどヨーロッパ地域の工場も稼働を停止しました。
LGもブラジルの工場の稼働を来月３日まで停止するとしたほか、アメリカ２か所、インド２か所の工場も最大で来月の14日まで稼働停止となっています。