政府が人々の密接な接触を避けるための「社会的距離」の確保を強化している中、依然として集団感染や海外からの流入が増えているのを受け、防疫当局は、「社会的距離の確保を怠る場合、感染拡大の可能性が高くなる」と注意を呼びかけました。
政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するために、人が密集したり人と人が密接に接触しない、いわゆる「社会的距離」の確保を強化する期間として定められた3月22日から4月5日までの間、宗教施設や室内スポーツ施設、遊興施設の運営を控えるよう求め、やむを得ずに運営する場合には、防疫当局が定めた指針を徹底して守るよう呼びかけるなど、社会的距離の確保を強化しています。
一方、この強化した社会的距離の確保が、日常生活の中で防疫に努める「生活防疫」に移行する時期については、まだ検討中だとされています。
防疫当局は、生活防疫について「今後事態が長期化していくのにあわせて、日常的に守れる具体的な指針を設け、社会的習慣をつくっていくという考え方だ」とし、「生活防疫に移行する時期については、検討が終わり次第、詳しく案内する」と話しています。