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経済

新型コロナで「生産・消費・投資」ともに減少 

Write: 2020-04-01 10:58:53

新型コロナで「生産・消費・投資」ともに減少 

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの感染拡大で始まった2月の需要・供給ショックの影響で、国内の工場の稼働が一時停止の状態となり、生産・消費・投資がともに減少したことが分かりました。
統計庁が31日に発表した「産業活動動向」によりますと、2月の工業生産は、前の月に比べ3.5%減少し、2011年2月のマイナス3.7%以降、9年ぶりの大幅な減少となりました。
消費動向を確認できる小売業販売額も6.0%減少しました。
減少幅は、工業生産と同じく2011年2月のマイナス7.0%以降もっとも大幅な減少となりました。
経営状況が悪化したことで、設備投資も減少しました。
自動車など運送業での設備投資が15.4%減少するなど、全体の設備投資は前の月に比べ4.8%減少しました。
産業活動の3大指数である生産・消費・投資がともにマイナスとなり、企業の体感景気は、2007年の世界金融危機の水準まで冷え込みました。
韓国銀行がまとめた3月の景況判断指数「BSI」によりますと、3月のBSIは前の月に比べて9ポイント下落の54ポイントで、2009年2月の52ポイント以降、もっとも低い数値となりました。
BSIは100ポイントを基準に、高ければ前向きな見通しを、低ければ否定的な見通しを持っている企業が多いことを指します。
業界関係者は、「製造業の低迷により、産業用電力の販売が減っているのが主な原因だ」と話しています。
これと関連し、素材・部品のグローバル供給網が停止状態となったことで、対外依存度が高い韓国産業全体が揺らいでいるとする見方が出ており、専門家らは、新型コロナウイルスの世界的な感染がさらに拡大した3月には、さらに大きな影響が予想されると懸念を示しています。

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