北韓が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外交官など、北韓に駐在している外国人に対して取っていた移動制限措置を、緩和したことがわかりました。
平壌のロシア大使館によりますと、北韓外務省は2日、平壌にある大使館や国際機関に書簡を送り、移動が制限されていた平壌駐在の外国人に対し、平壌の商店や飲食店、生活用品店、市場の訪問を許可することを伝えたということです。
北韓は、2月初めに、外国公館や国際機関のスタッフを含むすべての外国人に対して、1か月間、指定された施設に隔離し、医療観察措置を受けさせました。その後、先月初めには、隔離措置を緩和し、市内の移動を許可しています。
これについて、ロシア大使館は「2か月間続いていた制限措置のさらなる緩和は、新型コロナウイルスの流入を防ぐため、北韓指導部が取った措置の有効性を証明したものとみられる」と述べました。