新型コロナウイルスの感染拡大で航空業界が苦境に陥っているなか、韓国のLCC＝格安航空会社のイースター航空は、大規模なリストラに踏み切りました。
まずは希望退職を募り、来月末に整理解雇に踏み切ることで、全従業員の45%に相当するおよそ750人を削減するとしています。
航空業界では、すでに大規模なリストラが始まっています。
全路線の90％の運航がとまっている大韓航空では、機内食の生産も激減し、機内食工場で働いていた協力会社の従業員1300人のおよそ半分が辞職勧告によって職を失いました。
給料返上や無給休職で耐え忍んでいる大手航空会社も、今の状況が長引けば、人員削減は避けられなくなります。
航空業界は国の支援を求めていますが、政府は「大企業は市場を通じた資金調達など、まずは自己救済努力をすべきだ」としています。