SNSソフトの「テレグラム（Telegram）」を使って未成年者が性的被害を受けている動画を販売したチョ・ジュビン容疑者の共犯とされている陸軍の一等兵に対する勾留状が出されました。
軍の関係者などによりますと、陸軍首都防衛司令部の普通軍事裁判所は６日午後、児童・青少年保護法違反などの疑いがもたれている一等兵の被疑者尋問を行い、勾留状を発付しました。
今月３日、京畿道（キョンギド）にある陸軍部隊で勤務中のこの一等兵を緊急逮捕した軍事警察（旧憲兵）は５日、勾留令状を申請しました。
この一等兵は、チョ容疑者が運営するチャットルーム「博士の部屋」で動画を数百回にわたり流布し、外部に「博士の部屋」を宣伝した疑いがかけられています。
一等兵は、チョ容疑者が明かした共同運営者３人のうち１人で、最近までこの一等兵のものとされるユーザー名がチャットルームに参加していたという情報があることから、軍での服務中にも犯行に及んでいた可能性が大きいとみられています。
警察は３日、国防部と協力して一等兵が勤務中の部隊を捜査する過程で一等兵のスマートフォンを確保、スマートフォンには「博士の部屋」で流布したものと見られる動画があったということです。
軍の関係者は、「今回の事件の重大性・深刻性を明確に認識したうえで厳正かつ徹底的に捜査し、厳罰に処す方針だ」と明らかにしました。