韓国で生産された新型コロナウイルス感染症の診断キットが14日、アメリカに送られることがわかりました。
外交部の高位当局者は13日、アメリカ向けの新型コロナウイルス用の韓国製診断キットの供給について、「２つのメーカーの製品が14日、貨物機でアメリカに搬送される予定だ」と明らかにしました。
アメリカのトランプ大統領は先月末、文在寅（ムン・ジェイン）大統領との電話会談で直接、韓国製の診断キットの支援を要請しました。
その後、国内３つのメーカーの製品がアメリカ食品医薬局（FDA）の事前承認を獲得し輸出が可能となったため、各メーカーはアメリカ側と輸出契約を結び本格的な製品の輸送の準備をしてきました。
今回、アメリカ・メリーランド州に送られる診断キットの数量については、双方の協議で非公開となりました。
また、残りのメーカーの物品は、アメリカにある代理店を通じて供給される予定で、現在、現地での準備が進んでいるということです。
一方、外交部によりますと、これまで20回近く行われた首脳間の電話会談で、８か国が明確に診断キットの支援を要請したということです。