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韓半島

文大統領 3周年記念演説で「南北協力に主体的に取り組む」

Write: 2020-05-11 13:44:34

文大統領 3周年記念演説で「南北協力に主体的に取り組む」

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任3周年の記念演説では、北韓に向けたメッセージが「1つの生命共同体となり、平和共同体へと進むことを希望している」という言及にとどまっていましたが、そのあと記者の質問に対する回答では、南北協力に主体的に取り組む姿勢が示されました。
文大統領は、10日の就任3周年の記念演説で、新型コロナウイルス対策などでの協力を念頭に、「1つの生命共同体となり、平和共同体へと進むことを希望している」と述べました。
ことしの新年のあいさつや独立運動記念日の「3.1節」の演説で、南北協力の重要性を強調していたのに比べると、異例の短いものでしたが、「いまは新型コロナウイルス問題の解決が最優先課題」という認識が背景にあるとみられます。
しかし、文大統領は、演説のあと南北関係についての記者の質問に答え、「米朝対話を眺めているのではなく、南北間でできることを探すべきだ」として、国連安全保障理事会の制裁決議の枠内で防疫面での南北協力を優先して進めるというこれまでの考えを再び示しました。
去年2月にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談が物別れに終わって以来、行き詰まっている非核化交渉が、アメリカの大統領選挙を控えているなかで、早急に再開されるのは難しいとみて、南北協力に主体的に取り組むことで、突破口を開きたい考えを示したものです。
文大統領は、感染症対策での南北協力の提案については、「北韓はまだ反応を示していない。新型コロナウイルスの流行が落ち着き次第、韓国の提案が北韓に受け入れられるよう対話を続け、説得していく」と話しました。

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