1960年代から70年代にかけて大木金太郎のリングネームで日本のプロレス界で活躍した故金一(キム・イル)さん(1929~2006年)の遺骨が、22日に国立墓地・大田(テジョン)顕忠院に納められました。
金一さんは、全羅南道(チョンラナムド)生まれで、韓国相撲とも呼ばれる伝統格闘技「シルム」の選手として名を馳せ、1956年に日本に渡ってプロレスに入門、1960~70年代に大活躍し、1980年に引退しました。
2018年には、大韓体育会によって、逆境や苦難を乗り越えて全世界に韓国をアピールしたアスリートや指導者の中から選ばれる「スポーツ英雄」に選ばれました。
国家報勲処は今年4月、金さんの功績を評価して国立顕忠院への納骨を承認したということです。
スポーツ英雄として国立墓地に埋葬されるのは、1936年のベルリンオリンピックの男子マラソンで金メダルを獲得した故孫基禎(ソン・ギジョン)さん以降5人目となります。