新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、韓国南東部の慶州(キョンジュ)市は21日、日本の地方自治体に防疫物資を支援する計画を発表しました。
慶州市は今月17日、姉妹提携している奈良市と京都市にそれぞれ防護服1200着と防護用ゴーグル1000個を送り、支援しています。
韓国の地方自治体が日本の地方自治体に直接支援を行うのは、新型コロナウイルスの拡散が始まって以降、はじめてです。
慶州市は、今月末までに、姉妹提携している小浜市と友好都市である宇佐市と日光市にも、それぞれ防護服500着と防護用ゴーグル500個を支援する予定だと発表しました。
支援の理由について、朱洛栄(チュ・ナギョン)慶州市長は、「困難な時に助けるのが真の友人であり隣人だ。誰が先に手を差し伸べるのかは重要ではない。今は日韓両国が新型コロナウイルス対応のために協力すべき」と話しています。