中央選挙管理委員会は、4月の総選挙の結果をめぐって野党陣営から不正選挙だったと主張する声が相次いでいることを受けて、直接、疑惑の払拭に乗り出すことに決めました。
中央選挙管理委員会は25日、不正選挙疑惑を払拭するためとして、メディア向けに期日前投票や開票過程を再現して見せる検証作業を28日に行うと明らかにしました。
検証作業の目的について中央選挙管理委員会は、「不正選挙だという疑惑を払拭し、投開票システムに対する信頼度を高めるため」と説明しています。
検証プロセスでは、投開票過程はもちろん、サーバーを含む中央選挙管理委員会の通信網のセキュリティー体制、全国の選挙人名簿をひとつにまとめた統合選挙人名簿システムなどについても詳しく説明される予定です。
また、期日前投票の投票方法や投票用紙の分類器などの設備についても、その仕組みや動作環境を説明し、実際に再現して実証する計画だということです。