メニューへ 本文へ
Go Top

社会

ソウルの若者でニート生活者 女性が男性の1.5倍にも

Write: 2020-05-26 14:57:43Update: 2020-05-26 15:44:32

ソウルの若者でニート生活者 女性が男性の1.5倍にも

ソウルで仕事も通学も職業訓練もしていない、いわゆる「ニート」の若者は、女性の数が男性の1.5倍にあたることがわかりました。
ソウル市のシンクタンク「ソウル研究院」が23日、まとめたところによりますと、ソウルの15歳から34歳までの若年層で仕事も通学も職業訓練もしていない、いわゆる「ニート」は、2017年の時点で、39万3000人で、このうち女性は23万9000人と、男性の15万4000人の1.5倍にあたったということです。
求職活動を行っている「失業ニート」とそうでない「非経済活動ニート」に分けると、女性ニートの77.6%、4人に3人が「非経済活動ニート」にあたりました。
女性の「非経済活動ニート」をタイプ別に見ますと、「家事手伝い型」が46.5%で半数近くに上り、就職活動をあきらめ、ただ休んでいる「ひきこもり型」が17.8%、就職や進学の準備をしている「機会追求型」が11.7%、「身体や精神障害型」が1.6%の順でした。
これに対して男性ニートは、「失業ニート」が40.9%、「非経済活動ニート」が59.1%とそれほど大きな差がありませんでした。
タイプ別には、「ひきこもり型」が31.5%でもっとも多く、「機会追求型」が24.7%、「身体や精神障害型」が2.9%でした。
年齢別には、女性ニートの場合、30歳から34歳が47.1%でもっとも多く、男性は、25歳から29歳が45.8%でもっとも多くなっていました。
女性ニートの学歴は、大卒以上が66.2%ともっとも多く、高卒が30.4%、中卒以下が3.4%でした。
なかでも、「家事手伝い型」の72.1%が大卒以上でした。
男性も大卒以上が51.4%でもっとも多く、高卒が45.4%、中卒以下が3.1%でした。
女性は、25歳から34歳の大卒以上の高学歴の女性が家事に埋もれ、経済活動ができないでいるということで、女性ニートへの支援や経済活動への参画機会をつくる取り組みが求められています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >