北韓は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で２か月間、延期していた小中学校と高校の登校授業を３日から開始したことがわかりました。
北韓の対外宣伝メディア「わが民族同士」は３日、ホームページに小学生が新学期に初めて登校する動画を掲載しました。
動画に映る教師や児童たちの表情からは、２か月間延期となっていた新学期のスタートを喜ぶ一方で、感染対策への緊張感も感じられました。
北韓は毎年４月１日に新学期が始まりますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて２か月間、学校を閉鎖していました。
４月20日からは大学と高校３年生にあたる高級中学校の卒業学年に限って登校授業が始まり、昨日から全国すべての幼稚園の登園と学校の登校授業を開始したということです。
北韓当局は、依然として北韓国内には新型コロナウイルスの感染者はいないと主張しています。