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韓半島

安全保障トップに北韓通を起用 「南北関係改善に総力」の構え

Write: 2020-07-06 15:15:32Update: 2020-07-27 18:19:17

安全保障トップに北韓通を起用 「南北関係改善に総力」の構え

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、大統領府青瓦台の次期国家安保室長に情報機関、国家情報院トップの徐薫(ソ・フン)氏を充てる人事を発表しました。
空席になる国家情報院長には元国会議員の朴智元(パク・チウォン)氏を内定しました。
また、現在空席の統一部長官には、与党「共に民主党」の李仁栄(イ・イニョン)前院内代表を内定しました。
このほか、大統領統一外交安保特別補佐官に任鍾晳(イム・ジョンソク)前大統領秘書室長と鄭義溶(チョン・ウィヨン)安保室長を内定しました。
南北関係が停滞するなかで、与党系の代表的な「北韓通」を起用することで、残り任期の間、南北関係の改善に向けて総力を傾ける決意を示したという見方がでています。
青瓦台報道官は定例会見で、朴智元氏の抜擢について、「朴氏は2000年の南北首脳会談で、合意に結び付けるのに貢献したほか、いまの政権でも、南北問題に関する諮問に答える役割を果たすなど、北韓問題での専門性は高い」と説明しました。
朴氏は、金大中政権で秘書室長、文化観光部長官などを歴任し、2016年まで共に民主党に所属していました。
青瓦台の関係者は、「金正日国防委員長にも直接会ったことのある朴氏の北韓問題に関する専門性を高く評価した文大統領が自ら国家情報院長ポストを提案した」と話しています。
これで、安全保障のツートップとされる安保室長と国家情報院長はいずれも特使として北韓を訪れた経験のある人物で埋められました。
このほかに、統一外交安保特別補佐官に内定した任氏と安保室長に内定した鄭氏は、おととしの南北対話を主導した人物で、北韓との水面下での接触など舞台裏でサポートすることになります。
これら5人に与えられた最初の課題は、文大統領が提案している「アメリカ大統領選挙前の11月の米朝首脳会談の開催実現」になりそうです。

★2020年7月27日修正

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