現代(ヒョンデ)自動車が水素を燃料とする燃料電池車(FCV)の大型トラックの量産システムを構築し、ヨーロッパをはじめ、海外エコカー市場への攻勢に出ました。
現代自動車によりますと、燃料電池トラック「エクシエント」10台を載せた船が6日、全羅南道(チョンラナムド)光陽(クァンヤン)港を出発して、スイスに向かったということです。
現代自動車は年内にさらに40台を輸出する予定で、2025年まで合わせて1600台の輸出を目指しています。
一般向けの水素燃料電池車の大型トラックの量産システムを構築したのは、世界で初めてです。
現代自動車はスイスへの輸出を皮切りに、ドイツ、オランダ、オーストリア、ノルウェーなどヨーロッパ全域に供給を拡大する方針です。
また北米商用車市場にも参入する計画です。
現代自動車の水素燃料電池車の販売台数は、量産を始めてから7年で1万台を超えました。
おととし発売された「ネクソ」は先月まで、韓国国内で7740台、海外で2404台が売れました。