収賄罪などに問われている前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告(68)に対する 差し戻し審の判決公判が10日開かれ、ソウル高等裁判所は懲役20年を言い渡しました。
最高裁が朴被告側の上告を棄却すれば、実刑判決が確定することになります。
朴被告には1審で懲役24年と罰金180億ウォン、二審で懲役25年、罰金200億ウォンが言い渡され、検察側は懲役35年を求刑していました。
朴被告の差し戻し審は、情報機関の国家情報院が朴被告側に秘密資金を渡していたとされる事件で、最高裁に当たる大法院は、去年8月、横領の罪で懲役5年、追徴金27億ウォンを言い渡した二審の審理で法令違反があったことを理由に判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻していました。