朴元淳（パク・ウォンスン）ソウル市長をセクハラなどで訴えた元秘書の弁護士や女性団体らが13日、記者会見を開きました。 
元秘書の弁護士や女性団体らは会見で、4年間にわって朴市長からセクハラを受けたと主張しました。
そして、人事異動で秘書室を去ったあとのことし2月に朴市長がチャットアプリ「テレグラム」を通じて送ってきた写真を証拠として公開しました。
元秘書側は、ソウル市に助けを求めたが、無視されたため、性暴力特例法上の通信 メディアを利用したわいせつ行為、業務上の威力によるセクハラ、刑法上の強制わいせつの容疑で、朴市長が自殺する前日の8日にソウル地方警察庁に告訴状を出し、事情聴取も受けたと話しました。
また被害者がインターネットで中傷されるなどの２次被害も起きているとして、13日、警察に追加の告訴状を提出したと明らかにしました。
そのうえで、告訴が受け付けられ、捜査が始まったことなどの情報が朴市長に伝えられたことについても遺憾の意を示しました。 
ところで与党「共に民主党」は13日の記者会見を受けて、初めて慰めと謝罪の意を表明しました。
一方、野党「未来統合党」は、捜査の状況が朴市長に伝えられた疑惑についても真相解明が必要だとして捜査を求めました。