ことしの梅雨が今月12日で50日目を迎え、これまででもっとも長い梅雨となりました。
中部地方では6月24日から梅雨が始まり、今月12日で50日目を迎え、2013年に記録した49日の最長記録を更新したということです。
気象庁は今月16日まで雨が続くと予想していて、梅雨の最長記録は「54日間」に更新される見通しです。
また、梅雨がもっとも遅く終わったとされている1987年8月10日の記録も更新することになります。
観測史上類を見ない長梅雨は、北極とシベリアでの異常高温が原因とされています。
通常7月下旬ごろになると、北太平洋高気圧が梅雨前線を北側に押し上げて梅雨明けとなります。
しかし、ことしは北極での異常高温の影響で、冷たい空気が中緯度まで南下し、北太平洋高気圧の拡張を防いだことで、例年より多くの雨が降ったということです。
ことしの梅雨は、週末の16日まで続くとされていて、首都圏と江原道嶺西地域を中心に雨が降る見通しです。