韓国政府は19日、安倍晋三前首相が太平洋戦争のA級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社を参拝したことに対して、深い憂慮と遺憾を表明しました。
外交部は19日、報道官による論評を発表し、「日本の収奪と侵略戦争を美化する象徴的な施設である靖国神社に安倍晋三前首相が退任直後に参拝したことについて、深い憂慮と遺憾を表する」とコメントしました。
そのうえで、「日本の指導者らが歴史を正しく直視し、過去の歴史に対する謙虚な省察と真の反省を行動で示せば、周辺国や国際社会は日本を信頼できる」と強調しました。
安倍前首相は19日午前に靖国神社を参拝し、その後自身のツイッターに「内閣総理大臣を退任したことを英霊に報告しました」と写真を添えて投稿しています。
安倍前首相が靖国神社を参拝したのは、首相在任中の2013年12月以来で、およそ6年8か月ぶりとなります。