日本のセンター試験に当たる大学修学能力試験のことしの受験者は、50万人を下回り、過去最低となりました。
韓国教育課程評価院は21日、2021年度の大学修学能力試験の受験受け付けを行った結果、49万3433人が申請したと明らかにしました。
去年(54万8743人)に比べると5万5301人減少していて、このうち在学生は4万7351人、卒業生は9202人減りました。
大学修学能力試験の受験者が50万人をしたまわったのは、この試験が1993年に導入されて以来、初めてのことです。
受験者が最も多かったのは1999年の89万6122人で、その後2011年を除いて、学齢人口の減少とともに減少傾向が続いています。
一方、ことしの受験者のうち、卒業生の割り合いは27%と、ここ15年間で最も高くなりました。
新型コロナウイルスの影響で高校3年生の登校授業が2か月以上、延期されるなど、授業に支障が発生したことを狙って、浪人生や大学に通いながら受験する受験者が大きく増加したものとみられています。