保守系の市民団体が、建国記念日の「開天節」の祝日にあわせて、ソウル中心部で大規模集会の開催を計画していることについて、 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、社会を再び危険にさらす行為だとして、厳しく取り締まる姿勢を示しました。
複数の保守系市民団体は、旧盆の秋夕(チュソク)の連休期間中に迎える10月3日の「開天節」に、ソウルの中心部で、大規模集会を開催することを計画していて、21日までに寄せられた集会の申請は、789件に上っています。
ソウル市では、新型コロナウイルスの感染防止のため、8月から、10人以上の集会を行うことを禁止しており、警察は、開天節に申請した集会のうち10人以上の集会については、開催禁止を通知しました。
これについて、文大統領は、22日に開かれた国務会議で、新型コロナウイルスが再び拡大するきっかけとなった違法集会が、再び行われようとしていると懸念を示しました。
そのうえで、「韓国社会を再び危険にさらす行為は、いかなる寛容も期待してはならない」として、集会を強行する場合、厳しく取り締まる姿勢を示しました。