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国際

韓国政府、IAEA総会で福島原発処理水の海洋放出に懸念を表明

Write: 2020-09-23 10:43:44Update: 2020-09-23 10:46:51

韓国政府、IAEA総会で福島原発処理水の海洋放出に懸念を表明

Photo : YONHAP News

韓国政府はオーストリア・ウィーンで22日に開かれたIAEA=国際原子力機関の定期総会で、日本政府が福島第1原発で発生した放射性物質を含む処理水の処分方法として、薄めて海に流す「海洋放出」を検討していることに懸念を表明し、国際社会と透明な意思疎通を図ることを求めました。
科学技術情報通信部の鄭炳善(チョン・ビョンソン)第1次官は22日にテレビ会議方式で行われたIAEA総会で演説し、「日本政府が検討している福島原発の処理水の海洋放出について、韓国をはじめ国際社会では、環境面での安全性に対する懸念と不安が高まっている」と指摘しました。
そのうえで、日本政府が福島原発の処理水の処分を決めるにあたり、国際社会がその安全性を十分理解し、受け入れられるよう、韓国を含む国際社会と透明な意思疎通を図る義務があると強調し、その過程でIAEAが積極的かつ中核的な役割を果たすことを提案しました。
このほかにも鄭第1次官は、韓国の脱原発化に向けた取り組みとして進められている「古里(コリ)原発1号機」の解体について紹介し、安全な解体に向け、IAEAが提示した安全要件をもとに計画を立てているほか、解体規制政策などについてIAEA加盟国と緊密に協力していく考えを明らかにしました。

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