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政治

青瓦台、北韓軍の韓国人射殺巡り「南北軍事合意違反ではない」

Write: 2020-09-25 08:36:56Update: 2020-09-25 09:08:01

青瓦台、北韓軍の韓国人射殺巡り「南北軍事合意違反ではない」

Photo : YONHAP News

NLL=北方限界線付近の海上で、韓国海洋水産部の職員を、北韓軍が射殺したことを巡り、大統領府青瓦台は、南北軍事合意に違反してはいないという認識を示しました。 
青瓦台の高官は24日、記者会見し、北韓軍の行為は、南北軍事合意に違反するかという質問に対し、南北軍事合意は、海上の緩衝地帯における海上軍事演習、重火器の射撃などを禁止するものであるため、南北軍事合意には違反していないと述べました。その一方で、今回の事態が、南北が軍事的な信頼を築くのに、大きな障害となることは確かだと指摘しました。
南北軍事合意は、2018年9月に行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による南北首脳会談の際に締結され、地上と海上、空中を含むすべての空間での敵対行為を全面的に禁じるなどの内容が盛り込まれました。
軍当局によりますと、海洋水産部に所属する漁業指導船の乗組員の男性は21日、 韓半島西側の黄海の小延坪島(ソヨンピョンド)から南におよそ2キロ、NLLからは直線距離で13キロの韓国側の海域で行方が分からなくなりました。
韓国軍は22日、午後3時30分ごろに、北韓側の海域で浮遊物に乗っている男性を発見し、生存していることを確認しましたが、その後、午後9時40分ごろに、男性が、その場に駆けつけた北韓軍によって射殺されたことを把握したということです。北韓軍は、男性を射殺した後、海上で遺体を焼いたとみられます。
韓国軍は男性について、救命胴衣を着て浮遊物に乗っていたことや、普段、借金で悩んでいると周りに話していたことから、自らの意思で北韓側に渡ろうとした可能性があるとし、詳しい経緯について引き続き調査を進めています。

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