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経済

家計・企業の負債額、GDPの2倍を超える 統計史上最高

Write: 2020-09-25 08:59:02Update: 2020-09-25 09:08:55

家計・企業の負債額、GDPの2倍を超える 統計史上最高

韓国の家計と企業が抱える負債の総額が、国の経済規模を表すGDP=国内総生産の2倍を超えたことがわかりました。 
韓国銀行の最新のまとめによりますと、ことしの4月から6月までの第2四半期で、家計と企業が抱える負債は、韓国の名目GDPの206.2%と、第1四半期の201%より5.2ポイント増え、統計を取り始めた1975年以来、最も高い水準となりました。
韓国銀行は、新型コロナウイルスによる景気減速で資金繰りが厳しくなったほか、不動産や株式の投資を狙った貸出まで増え、家計と企業の負債が大きく膨らんだと説明しています。
ことし第2四半期の家計と企業の負債は、合わせて3716兆8000億ウォンと、去年の同じ時期より263兆ウォン、率にして7.6%急増しています。
家計負債だけでは、1637兆3000億ウォンと、去年の同じ時期より5.2%増えました。住宅担保ローンが6.4%、その他のローンが3.9%増加しました。
可処分所得は、去年の同じ時期より、0.7%増えるにとどまったのに対し、可処分所得に対する負債の割合は166.5%と、統計開始以来、最も高くなっています。
韓国銀行は、景気の減速により、家計の借金返済能力が低下している可能性が高いが、様々な金融支援により、信用リスクはまだ顕在化していないとする一方で、コロナ禍が長期化すれば、低所得層を中心に、借金を返済できない人が増える可能性があると懸念を示しました。
一方、第2四半期の企業負債は、2079兆5000億ウォンと、去年の同じ時期より9.6%増えました。
韓国銀行は、コロナ禍が長期化し、世界の景気減速が続く場合、今後、企業の信用リスクが拡大する可能性があると指摘しています。

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