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サイエンス

韓国人初のノーベル化学賞受賞なるか 玄沢煥ソウル大教授が有力候補に

Write: 2020-10-07 15:49:06Update: 2020-10-07 15:55:08

韓国人初のノーベル化学賞受賞なるか 玄沢煥ソウル大教授が有力候補に

Photo : KBS News

5日からノーベル賞の発表が始まっていますが、ノーベル化学賞の有力候補に韓国人が挙がり、注目が集まっています。
毎年ノーベル賞の各部門の受賞者を予測する情報分析サービス企業、クラリベイト・アナリティクスは、ノーベル賞の有力候補を発表し、韓国からは、基礎科学研究院(IBS)ナノ粒子研究団の団長で、ソウル大学科学生物工学部の玄沢煥(ヒョン・テクファン)碩座教授の名前が挙がりました。
玄教授は2001年、室温で温度を徐々に上げる方式でナノ粒子を均一に合成する方法を開発し、広範囲な応用分野に適用できるナノ粒子の合成に貢献した功労が認められています。
従来の方法では異なったサイズのナノ粒子が合成されるため、必要なサイズの粒子だけを選んで使用していましたが、玄教授は、これまでとは完全に異なる新しいアプローチで、希望するサイズのナノ粒子を均一に作る方法を考案したということです。
玄教授の論文は、アメリカ化学会誌(JACS)にも掲載され、これまで1660回引用されています。
また、玄教授は、均一なナノ粒子の大量合成方法にも成功し、この研究は2004年、国際学術誌「ネイチャーマテリアルズ」に発表されています。
玄教授の研究は現在、産業界などでの活用も広がっていて、サムスンQLED(量子点発光ダイオード)テレビ開発の土台になったとされています。
ノーベル委員会は、今月5日のノーベル生理・医学賞を皮切りに、6日に物理学賞、8日に文学賞、9日に平和賞、12日に経済学賞の受賞者を発表する予定となっています。

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