PM2.5=微小粒子状物質による大気汚染が110日ぶりに発生し、首都圏と忠清道(チュンチョンド)では汚染のレベルが「悪い」になりました。
韓国環境公団によりますと、20日午前10時の時点で、ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)の首都圏では、PM2.5の1日平均濃度が、1立方メートルあたり最大で53マイクログラムとなっているということです。
韓国では、PM2.5による大気汚染のレベルを4段階に分け、大気中のPM2.5の1日平均濃度が1立方メートルあたり15マイクログラム以下の場合は「良い」、16~35マイクログラムは「通常」、36~75マイクログラムは「悪い」、76マイクログラム以上は「非常に悪い」としています。
ソウルのPM2.5の1日平均濃度が「悪い」のレベルになったのは、ことし7月以降、110日ぶりです。
気象庁は、「空気が停滞し、PM2.5の濃度が上昇した。これに、中国からのスモッグまで加わり、さらにひどくなった。空気の停滞で、首都圏では霧も発生した」と説明しています。
こうした現象は21日午前まで続き、次第に汚染濃度は低下する見通しです。