徐薫(ソ・フン)国家安保室長は20日、韓国を訪問しているアメリカのフィリップ・デービッドソン・インド太平洋軍司令官と面会し、韓半島の安保情勢について意見交換しました。
徐室長とデービッドソン司令官は、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着を実現するため、アメリカのインド太平洋軍の役割が重要だということで一致しました。
双方は、韓半島の平和定着に向けた外交的な取り組みを、軍事的にも後押しできるよう、強固な連合防衛体制を維持していくことにしたということです。
国防部は、デービッドソン司令官の訪韓について、定例の訪問日程だと説明していますが、アメリカ政府が、自ら進めるインド太平洋戦略に対して韓国の参加を呼び掛けているなかで、インド太平洋軍司令官の訪問だけに、その訪問の目的に関心が集まっています。
徐室長は、21日には、中国の魏鳳和(ぎ・ほうわ)国防相と電話会談する予定で、韓半島の情勢や、韓中間の国防交流の活性化などについて意見を交わす方針です。