韓国でインフルエンザの予防接種を受けた後、亡くなる事例が相次ぎ、インフルエンザワクチンに対する不安が高まっています。
最初に死亡が確認されたのは基礎疾患のない高校3年生の男子生徒で、インフルエンザワクチンの接種を受けて2日後の16日に亡くなったということです。
また20日には全羅北道(チョンラブクト)・高敞(コチャン)と大田(テジョン)で70代と80代の高齢者が亡くなり、21日には済州島と大邱(テグ)で60代と70代の高齢者が亡くなるなど、インフルエンザワクチンを接種して亡くなった人は、これで合わせて9人になりました。
ワクチン接種と死亡との直接的な関連はまだ確認されていませんが、死亡者が接種したワクチンは種類が異なるため、保健当局は、原因究明と疫学調査を急いでいます。
ただ、専門家らは、インフルエンザワクチンの接種が原因で死亡する可能性は非常に低いと見ています。
さらにワクチンを接種せずにインフルエンザが蔓延した場合、新型コロナの流行と重なって、医療機関の負担が増すなど、さらに深刻な問題が発生する可能性があるため、インフルエンザの予防接種を受けることを推奨しています。
★2020年11月5日修正