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社会

インフル予防接種後の死者36人に 接種との因果関係究明できず

Write: 2020-10-23 14:15:58Update: 2020-10-23 15:26:39

インフル予防接種後の死者36人に 接種との因果関係究明できず

Photo : Getty Images Bank

韓国政府は23日、インフルエンザワクチンを接種した後に死亡した人が今月16日から23日午後1時までに全国で36人確認されたと発表しました。
韓国では、ソウル郊外の仁川(インチョン)でワクチンを接種した高校生が16日に死亡して以降、高齢者を中心にインフルエンザの予防接種を受けたあとに死亡するケースが相次ぎ、不安が高まっています。
このうち、最初に死亡した高校生について、国立科学捜査研究院は22日、「死因は予防接種とは関係ない」という結果を発表しました。
警察は、正確な死因は明らかにすることができなかったとし、引き続き捜査を続ける方針です。
一方、大韓医師協会は、「インフルエンザワクチンが死亡の原因と判断する医学的根拠はないが、因果関係を確認するためには予防接種を見合わせる必要がある」として、予防接種をとりあえず一週間中断することを提案しました。
これに対し、大韓ワクチン学会は、「予防接種との因果関係は確認されておらず、接種を続けるべきだ」としています。
大韓ワクチン学会は、「地域や製造会社、生産番号などに共通点はなく、亡くなる前に現れた症状にも共通性がない」としています。
この問題について、丁世均(チョン・セギュン)国務総理は23日、「予防接種と死亡との関連性は低いというのが専門家らの意見だ。科学の領域に属する問題は、専門家の判断を信じて従うべきだ」との認識を示しました。
防疫当局は23日、「ワクチン予防接種被害調査班会議」を開き、専門家の意見を聴くことにしています。

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