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経済

サムスングループ会長の死去 韓国財閥の世代交代が加速化

Write: 2020-10-26 11:54:15Update: 2020-10-26 17:18:04

サムスングループ会長の死去 韓国財閥の世代交代が加速化

Photo : YONHAP News

韓国最大の財閥サムスングループの創業家2代目、サムスン電子の李健煕(イ・ゴニ)会長が25日、亡くなりました。李会長の逝去は、韓国財界の世代交代の加速化を象徴するものとなっています。
韓国の経済成長の先頭に立って、いまの産業基盤を築いた財閥の1代目や2代目は去年からことしにかけて相次いで亡くなっています。
大韓航空を傘下に持つ韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長が去年4月に死去し、長男の趙源泰(チョ・ウォンテ)会長がグループ総帥となりました。
1998年の通貨危機の際に経営破たんした財閥、大宇グループの創業者金宇中(キム・ウジュン)元会長と、LGグループの2代目トップとしてグループを率いた具滋ギョン(ク・ジャギョン)名誉会長はいずれも去年12月に死去しました。
LGグループの場合、具滋ギョン(ク・ジャギョン)名誉会長の長男で、3代目トップだった具本茂(ク・ボンム)前会長がおととし5月に亡くなったため、当時40歳だった長男の具光謨(ク・グァンモ)氏が引き継ぎ、4代目による経営が始まっています。
ことし1月にはロッテグループ創業者の辛格浩氏(シン・ギョクホ 日本名:重光武雄) が亡くなりました。
現代(ヒョンデ)自動車グループは最近、82歳の鄭夢九(チョン・モング)会長が名誉会長に退き、長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長が新任の会長に就任しています。
これで韓国の4大財閥グループのトップが全員40代と50代の若手に入れ替わりました。
SKグループの2代目の崔泰源(チェ・テウォン)会長は1998年に会長に就任しています。
ハンファグループ、GSグループなどは現在2代目による経営体制ですが、同時に3代目、4代目への世代交代進んでいます。
故李健煕会長など、創業1代目や2代目は、韓国の高度経済成長期をリードしたと評価されますが、同時に不正資金づくりや、政治と経済の癒着がしばしば問題となっていました。

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