ソウル市は、これまでの無線LAN接続「Wi-Fi(ワイファイ)」より通信速度が4倍速い公衆無線LANサービス「カチ(カササギ)オン」の試験運用を来月から一部の地域で開始します。
ソウル市が26日、発表したところによりますと、公衆無線LANサービス「カチ・オン」は、これまでのサービスより通信速度が4倍速く、セキュリティを強化した最新の設備が用いられるということです。
ソウル市は、「カチ・オン」を来月1日から城東(ソンドン)区と九老(クロ)区で開始し、来月中旬には恩平(ウンピョン)区、江西(カンソ)区、道峰(トボン)区に広げていく計画で、主要道路や伝統市場、公園、川沿いなどの散策路、文化体育施設などを中心に構築します。
またこれとは別に、プライベート・ネットワークを活用した公共IoT=モノのインターネット・ネットワークの試験運用も来年から九老区、瑞草(ソチョ)区、恩平区で開始します。
ソウル市の関係者は、「新型コロナの影響で、社会全般でオンラインや非対面へのシフトが加速しているなか、通信は、日常生活に欠かせない公共財となった」とサービスの背景を説明しています。