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国際

WTO次期事務局長選、EUは兪本部長を支持しない方針

Write: 2020-10-27 15:12:46Update: 2020-10-27 15:59:13

WTO次期事務局長選、EUは兪本部長を支持しない方針

Photo : KBS News

EU=ヨーロッパ連合は26日、WTO=世界貿易機関の次期事務局長を選ぶ最終ラウンドで、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ候補を支持する方針を固めたことがわかり、韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長にとって不利な状況になりました。
EU高官によりますと、EUは27の加盟国の支持調査の結果、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ候補を支持する方針を固めたということです。
オコンジョイウェアラ候補は16日に自身を支持する国が79か国に上ると主張していて、これにEUの27か国を加えると半数を超えることになります。
兪本部長としては不利な局面となりましたが、事務局長の選出には加盟国間の合意が必要です。
外交部は、WTOは通常、支持調査で支持率が低い候補に辞退を勧告し、加盟国が一人の候補を支持するよう説得するが、各国の利害が絡み合っているため、結果は断言できないと説明しています。
支持調査で兪本部長の支持率が低くても、オコンジョイウェアラ候補の当選に強く反対する国があれば、流れが変わる可能性もあります。
なかでも、最終合意にはアメリカ、中国など大国の声が大きく反映されるということです。
政府関係者は、「決して有利ではないが、加盟国間の合意で決まるため、まだ終わったわけではない」と話しています。
一方、アメリカは兪本部長を支持しているとされ、中国はまだ態度を明らかにしていません。
日本はオコンジョイウェアラ候補を支持する方針を発表しています。
WTOは今月19日から行ってきた最終ラウンドに進出した2人に対する164の加盟国の支持調査を現地時間の27日に終え、来月7日までに次期事務局長を確定する予定です。

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