アメリカ政府が、中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)への輸出規制を強めているなか、サムスンディプレイは、自社のディスプレイパネルのうち一部を、ファーウェイに供給できるよう、アメリカ政府から許可を得たことを明らかにしました。
アメリカ政府は、9月半ばから、半導体や関連技術について、アメリカ政府の許可なしに、ファーウェイに供給しないようにする措置を取っています。
これを受け、サムスンディスプレイは、スマートフォンなどに使われる有機ELパネル「OLEDディスプレイ」をファーウェイへ輸出できるよう、アメリカ政府に申し出たところ、一部の品目の輸出を許可されたということです。
OLEDの輸出許可を得たのは、国内では、サムスンディスプレイが初めてです。
アメリカ政府は、ディスプレイパネルなど、中国国内でも調達できる品目については輸出規制を緩和しているものとみられます。一方、スマートフォンの主要部品であるメモリー半導体の輸出は、依然として許可していないということです。