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韓半島

北韓が禁煙法を制定 公共の場での喫煙ルールを強化

Write: 2020-11-06 08:56:45Update: 2020-11-06 09:57:38

北韓が禁煙法を制定 公共の場での喫煙ルールを強化

Photo : YONHAP News

北韓は4日、 国会にあたる最高人民会議の常任委員会を開き、たばこの生産や販売、喫煙に対する規制を強化する「禁煙法」を新たに制定しました。
禁煙法には、劇場や映画館など公共の場や、保育所、教育機関、医療機関などを喫煙禁止場所に指定し、喫煙ルールを守らない場合、処罰するなどの内容が盛り込まれました。
WHO=世界保健機関の調査によりますと、2014年12月の時点で、北韓に住む成人男性の喫煙率は43.9%と、男性の半分ちかくが喫煙者であるとされています。
北韓は、2005年に「禁煙統制法」を制定しており、去年、法を改正して、外国製たばこの輸入を制限したほか、電子たばこの使用を禁止するなど、喫煙率を引き下げるために取り組んでいます。新しい禁煙法は、喫煙ルールを一層厳しくするためのものとみられます。
北韓のメディアは、これまで、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が喫煙する姿を度々公開してきましたが、今後、金委員長が喫煙している様子は報じられない可能性があります。
この日は、禁煙法のほか、企業所法の改正案も採択され、企業をエネルギー・コスト節減型に転換するほか、企業を新設したり所属を変えたりする際の順守事項、国の指導の下で生産・経営活動を社会主義の原則に基づいて行うことなどが盛り込まれました。具体的な内容は公開されていませんが、これまで自律性と独立性を強化してきた企業活動に対し、国の規制が強化されるものとみられます。

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