新型コロナウイルスの感染拡大で、感染防止対策の「社会的距離の確保」措置が強化されたのを受けて、旅行や外食産業の売り上げ喚起策として行われてきた割引クーポンの配布が一時中断されることになりました。
農林畜産食品部は23日、首都圏で「社会的距離の確保」の感染防止対策が5段階のうち第2段階に引き上げられ、ほかの地域でも感染が拡大していることを受けて、地域間の移動や対面での経済活動をできるだけ自粛する必要があるとの判断から、外食や農村地域への旅行に対して割り引きクーポンを配布するキャンペーンを24日０時から一時中断することに決めました。
一方、農畜産物に対する割り引きクーポンの配布は、新型コロナウイルスに影響に苦しむ農家や消費者の負担をやわらげるため、当初の計画通りに進められる予定です。
農林畜産食品部の関係者は、「新型コロナウイルスの感染状況が厳しいことから、外食と農村旅行の割り引きキャンペーンを中断することになった」として、「感染状況が改善されれば、防疫当局と相談しながら素早く事業を再開し、落ち込んだ経済を活性化できるよう最善を尽くす」と明らかにしました。