中央防疫対策本部によりますと、30日の新型コロナウイルスの感染者は、前の日より438人増えて、累計で3万4201人になりました。 
新たな感染者数は26日から3日間は500人台で推移しましたが、土日で検査数が減った影響もあって29日と30日は400人台に減っています。
新たな感染者数438人のうち、国内での感染は414人で、残りの24人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル158人、京畿道（キョンギド）69人、仁川（インチョン）34人と首都圏だけで261人で、全体の63％を占めました。
なかでも若い世代の感染が急激に増え、拡大が加速しています。
政府は第３波を抑えるため、首都圏以外の社会的距離の確保措置を12月1日から5段階のうちの下から2番目の1.5段階に引き上げる方針です。
またすでに下から3番目の2段階に引き上げた首都圏では、サウナやスポーツクラブなど感染拡大の恐れがある施設の運営を中止する措置が取られます。
政府は、いまのままでは第３波が長引く恐れがあるとして、強化された感染対策への積極的な協力を呼び掛けました。
この1週間の集計では、1日の新たな感染者数は平均465.4人で、社会的距離の確保措置の、上から2番目の2.5段階への引き上げ基準に近づいています。