康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、今月4日から6日にかけて、バーレーンとUAE=アラブ首長国連邦を訪問し、中東地域との関係強化を図ります。
康長官は、バーレーンの首都、マナーマで開催される「マナーマ対話」に出席するため、3日、仁川空港を出発します
マナーマ対話は、中東地域をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアから外交や安保分野の要人が出席し、イランの核問題など、世界の安保問題について話し合うものです。
康長官は、この会合を機に、バーレーンなど、中東地域の外相と会談を行い、連携強化を呼びかけたい考えです。
続いて、5日には、UAEを訪問し、UAEのアブドラ外相と新型コロナウイルスを巡る協力策について話し合います。会談の後には、来年開かれるドバイ国際博覧会の建設現場を訪れ、韓国館を視察します。
イランの核科学者が暗殺されるなど、中東地域の緊張が高まっているなか、今回の中東訪問は、来年1月に、アメリカでバイデン新政権が発足するのを前に、中東情勢を現地で確認する狙いがあるものとみられます。