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政治

韓国政府、英アストラゼネカとワクチン購入契約 接種は来年の見通し

Write: 2020-12-03 13:43:38Update: 2020-12-03 13:47:10

韓国政府、英アストラゼネカとワクチン購入契約 接種は来年の見通し

Photo : YONHAP News

韓国政府は3日、イギリスの製薬会社アストラゼネカと新型コロナウイルスのワクチンの購入契約を締結したと明らかにしました。韓国政府が新型コロナウイルスのワクチン開発会社と契約を結んだのは、これが初めてです。
アストラゼネカのワクチンは2回にわたって接種する必要があり、第3段階の臨床試験での有効性は投薬方法による違いはあるものの70%から90%でした。
政府はこれまで、アストラゼネカをはじめ、イギリスが最近、緊急使用を承認したファイザー、ジョンソンエンドジョンソン、モデルナ、ノババックスなどのワクチン開発会社と交渉を進めてきました。
ファイザーとモデルナは、開発中のワクチンの有効性について、それぞれ95%と94.1%だと明らかにしていて、1回の接種分の価格はファイザーは19.5ドル、モデルナは15ドルから25ドルです。
一方、今回、政府が契約を結んだアストラゼネカのワクチンは、有効性はやや劣りますが、1回の接種分が3ドルから5ドルと安価なほか、ファイザーのワクチンはマイナス70度以下の超低温冷凍での管理が必要な反面、2度から8度でも保管できるというメリットがあります。
また、7月にSKバイオサイエンスとワクチンの委託生産契約を結んだため、国内製造が可能だという利点もあります。
政府は当初、新型コロナウイルスのワクチンを各国公平に届けるためのWHOの枠組み「COVAXファシリティ」を通して、1000万人分のワクチンを確保し、グローバル製薬会社との個別交渉を通じて2000万人分を追加で購入するという計画でしたが、最終的に確保するワクチンの量は全国民の60%にあたる3000万人分以上になるものとみられています。
なお、使用承認が出るまでには、保健当局による副作用などの検討が必要なため、実際の接種時期は来年になる見通しです。

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