文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、OCED=経済協力開発機構の条約署名60周年記念式典にビデオメッセージを送り、「韓国は市場経済と開放経済の成功事例であり、OECD加盟国の中でも最も早く経済を回復させている」と述べました。
文大統領は14日、OCEDの条約署名60周年記念式典へのビデオメッセージで、「韓国は、民主主義と人権、市場経済と開放経済という普遍的価値を実践しながら、成功事例を作ってきた」と述べました。
文大統領はまた、「とくに、新型コロナウイルスに対応する過程でも、共存というOECDの精神に基づき国境や地域を封鎖することなく、感染防止と経済活動を両立させた」として、「その結果、輸出が増加し、経済へのダメージを最小限に抑え、OECD加盟国の中でも最も早く経済を回復させている」と強調しました。
さらに文大統領は、「新型コロナウイルスによって世界経済が低迷している今、OECDが世界経済の回復のための道しるべになることを期待している」と語りました。
文大統領のこのような発言は、新型コロナウイルスやアメリカと中国の対立によって世界的に保護主義が強まっているなか、自由貿易を通じた経済交流の活性化を強調したものとみられます。