韓国では新型コロナウイルスの「第３波」となる感染拡大が続いていますが、16日までの新たな感染者は1078人で過去最高を記録しました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、16日までに新たに1078人確認され、累計で４万5442人になりました。
新たな感染者1078人のうち、国内での感染は1054人で、残りの24人は海外からの入国者でした。
地域別にはソウル373人、京畿道（キョンギド）320人、仁川（インチョン）64人と首都圏だけで757人に上りました。
重症患者は21人増えて226人、死者は12人増えて612人になりました。
新規感染者が連日急増したことで、直近１週間（10~16日）の国内感染者数の１日平均は832.7人となり、政府の感染防止対策「社会的距離の確保」の最も高い段階の第３段階の判断基準（１日平均800~1000人、または短期間で２倍以上の増加）に当てはまることになります。
政府は、短期間に１日の感染者数が1200人台にまで増える可能性があると予想していて、「社会的距離の確保」の第３段階への引き上げを含め、様々な対策を講じています。