来月から韓国でも接種が始まる予定の新型コロナウイルスワクチンの輸送を軍が主導して担当することになる見通しです。
政府は来月から韓国国内でワクチン接種を始める計画を明らかにしていますが、韓国軍関係者は14日、これに向けて来週にもワクチン輸送本部が発足すると明らかにしました。
輸送本部は、軍や保健当局など関係機関から派遣された40人で構成されるとみられ、ワクチンの迅速な輸送や安全の確保、配分状況の点検などの業務を担当します。
輸送本部長はパク・ジュギョン陸軍参謀次長が務める予定です。
パク陸軍参謀次長は、国防部軍需管理官や陸軍軍需司令官を務めた軍需・物流の専門家とされています。
これについて、国防部は14日の定例会見で、「ワクチン接種と輸送計画は政府の関係部署との協議を通じて決められる予定で、まだ決定されたことはない」としています。
国防部関係者によりますと、具体的な内容は17日に発表される予定で、輸送作戦名を付けることも検討されているということです。