新型コロナウイルスの感染が韓国国内で初めて確認されてからちょうど1年になりますが、新型コロナウイルスの感染者は19日までに新たに386人が確認され、累計で7万3115人なりました。1日の新たな感染者数は2日連続で300人台となっています。
中央防疫対策本部によりますと、新たな感染者386人のうち、国内での感染は351人で、のこりの35人は海外からの入国者でした。地域別には、ソウル95人など首都圏だけで241人に上りました。
政府は、感染防止対策「社会的距離の確保」と、5人以上の私的な集まりを禁止する措置を、今月31日まで2週間延長することを決めましたが、首都圏の室内スポーツ施設やカラオケ、学習塾など一部の業種については、人数制限を条件に午後9時まで営業できるように緩和しました。
またテイクアウトやデリバリーだけを認めていたカフェでも、午後9時まで店内での飲食が可能になりました。
宗教施設についても、人数制限を条件に一部の集会は可能としました。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は19日、中央災害安全対策本部の会議で、「日常を少しづつ取り戻しつつあるが、新型コロナは目に見えないところで依然として私たちを脅かしている。クラスター＝集団感染はここ1週間、減少傾向にあるが、家族や知人、職場の同僚など、感染者との接触による感染の割合が45％にまで上昇した」として、旧正月の連休を前に、状況が再び悪化しないよう、感染対策の徹底を呼びかけました。