バイデン大統領の警護とファーストレディーのスケジュールを総括するポストが、いずれも韓国系アメリカ人であることがわかりました。
現地メディアによりますと、現在、バイデン大統領の警護総括は国土安全保障省傘下のシークレットサービス所属のデービッド・チョ氏が担当しています。
チョ氏は先月初め、バイデン大統領の就任式を控えてシークレットサービス内部でチームの再編が行われた際に、バイデン大統領の警護総括に選ばれたということです。
チョ氏は、バイデン大統領が副大統領を務めた際にも警護を担当した経験があるほか、トランプ前大統領がシンガポールやベトナム・ハノイで米朝首脳会談を行った際にも警護作戦を遂行した功労が認められ、国土安全保障省長官から表彰された経歴もあります。
一方、ファーストレディーとなったジル・バイデン夫人のスケジュールを担当する局長も韓国系アメリカ人のジナ・リー氏が務めることになりました。
韓国で生まれ、アメリカに渡りニューヨーク州ロングアイランドで育ったリー氏は、アメリカ大統領選挙でバイデン陣営に合流する前までバイデン財団の専任政策担当官を務め、バイデン夫人の軍人家族支援事業などを手伝いました。