康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、アメリカのバイデン新政権で外交トップに任命されたアントニー・ブリンケン国務長官と電話会談し、北韓の核問題などについて議論しました。
外交部によりますと、康長官は27日、ブリンケン国務長官と30分間にわたって電話会談し、韓米関係や韓半島問題、周辺地域やグローバル問題などについて意見交換を行ったということです。
康長官は、「韓米関係と韓半島問題に対する理解が深いブリンケン長官の就任を歓迎する」と述べ、ブリンケン長官は、「任期中に韓米同盟をさらに強固に発展させていきたい」と答えました。
また両長官は、北韓の核問題がバイデン政権でも早急に解決すべき問題であることで一致し、北韓問題の解決に向け緊密に協議することで合意しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が康長官の後任に指名した鄭義溶(チョン・ウィヨン)前国家安保室長との電話会談は、鄭氏の正式就任後に行なわれるものとみられます。
一方、政府はアメリカ議会がブリンケン氏を国務長官に起用する人事案を承認したことについて歓迎を表明しました。
そして、アメリカのバイデン政権が、北韓問題に関する対応戦略を設ける際に、韓国など同盟国と緊密に協議する意思を明らかにしたことについて高く評価するとしました。